NEC杯レポート Part 7

成田です。

 NEC杯レポート(その7)です。
 なおNEC杯のホームページアドレスは以下のとおりです。

        http://bridge.cplaza.ne.jp/necfestj.html

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7.予選第3ラウンド(vs TAIPEI Don Fun 戦)
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 第2ラウンドと第3ラウンドの間は1時間のランチタイムが設け
られていたので、実際には悠々1時間半の休憩時間があった。しっ
かり食事をして会場に帰ってくると、今倉さんがいつものように
人なつっこく話しかけてくる。
 「ボードの前で写真を撮ったら?」
 予選スイスの途中経過は大きなボードに掲示されているのだ。
朝日新聞社杯や丸の内杯予選などで使用するスイスのオフィシャル
スコア用紙を拡大して大きなボードにしたと思って頂けるといい。
そっか、GOING チームは単独トップなのである。写真を撮るなら
確かに今かもしれない...と思ったのは一瞬であった。というの
はカメラなどという気のきいたものを成田は持っていなかったから
だ。
 さて第3ラウンドも海外チームとの対戦。初対面の外国人と黙々
と真剣勝負できるのが国際試合の良いところ。状況によっては日本
チームとばかり対戦するような事になったかもしれず、我々は展開
に恵まれたと言っていいだろう。

 第3ラウンドは、我々は9番ボードからスタートした。

Rd3−#9 <バカちょん>

 今回は台湾チーム側のSになった気分でビッドを考えて頂こう。
 Sのハンドは以下のとおり。
       107
       AK73
       K96
       KQJ5

 EWバルで、ビディングは次のように進んだ。
 NSペアのシステムはプレシジョン。従って、Nは15HCP以下
である。さあどうする?

 成田      阿部
 W   N   E   S
     1D  P   1H
 P   3D  P   ?

 実戦ではSは大長考をし、以下のように進んだ。

 成田      阿部
 W   N   E   S
     1D  P   1H
 P   3D  P   4NT
 P   5H  P   6D   5H=2Ace。
 P   P   P

 フルハンドは以下のとおり。

       Q98
       J
       AQJ854
       A104
J543         AK62
Q108          96542
1073          2
983          762
       107
       AK73
       K96
       KQJ5

 一見リード一発のスラムだが、オープニングリーダーにスペード
AKがあるので必ずダウンである。いわゆるディフェンス側の
「バカちょん」ハンドだ。よーいドンのボードでいきなりスイング
がおこり、本ラウンドに嵐の予感がする。
 成田はプレシジョンは良く知らないが、Nのハンドはリビッドに
悩むハンドなのかもしれない。2Dか3Dか。確かに1Cオープン
しないハンドの中ではNのハンドはかなり良いハンドではあるが、
3Dはちょっとオーバービッドのような気がする。Sの4NTには
少しは同情する。NのSQとHJの3点がSKに変わっていれば、
(Nのハンド=Kxx、x、AQJxxx、Axxなら)
6Dはコールドなのだから。

 裏テーブルではぐっと我慢の格調高い5Dだったので(ビディン
グ不明)GOINGに10IMP。

(つづく)