NEC杯レポート Part 5
成田です。
NEC杯レポート(その5)です。
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6.予選第2ラウンド(vs INDONESIA PATTIMURA 戦)
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の続きです。
15、16とダブルパンチを浴びた成田は、続く1番から4番の
計4ボードで気持ちを落ち着かせる。阿部さんのプレイが3ボード
と成田のプレイが1ボードで、全てメイク。プッシュのボードでも
どんなに簡単なハンドでもやはりメイクするのは気持ちが良い。
この4ボードで成田は立ち直った。
Rd2−#5 <勝負!>
今度はビッドの問題。NSバル。
W(成田)のハンドは以下のとおり。バル関係は有利。
A54、AQ964、J、J932
成田 阿部
W N E S
P 2S 3D 2S=ウィーク2。5−10
?
出番です。この後のビディング計画は?
実戦では次のように進んだ。さあ、今度は?
成田 阿部
W N E S
P 2S 3D
4S 5D P P
?
成田は意を決したように(というよりほぼ予定の行動だったが)
ダブル。そして5Dxが最終コントラクトとなった。
1076
J732
542
AK6
A54 QJ9832
AQ964 5
J Q98
J932 1087
K
K108
AK10763
Q54
成田はSAをリードしてダミーを見て、「これは2ダウンする
かも」とほくそ笑んだが(特に阿部さんがスペードに3点しか持っ
ていない事が判った瞬間にほぼ2ダウンを確信したが)そんなに世
間は甘くなかった。ダイアQはきちんとフィネスされて1ダウン。
でも+200点。
裏テーブルでも4Sまでは同じビッドだったが、次のゲラーさん
が5Dでは無く「ダブル」のいう名のレッドカード。(うまい!)
4Sxも1ダウンで+100点。
こうしてGOINGは大量7IMPをむしり取った。
Rd2−#6 <連続のダブル攻撃か、それとも?>
今度もビッドの問題。EWバル。
W(成田)のハンドは以下のとおり。
Q1053、42、QJ104、K54
成田 阿部
W N E S
P 1S
P 2H P 3D 2H=NAT、GF。
P 3H P 3S
P 4D P 4H
P 6D P P
?
さてさて。かさにかかってダブル?それともパス?ダブルの
都合の良い条件は沢山そろっている。今回も、直前のボードで
ダウンしたスートと同じダイア。右の人がビッドしているダイア
にQJ104と持っている。おまけに右の人のメインスートである
スペードにも財産がある。
実戦での成田は、小考の末「パス」。吉と出るか凶と出るか。
フルハンドは以下のとおり。
9
AK10875
K97
AQ3
Q1053 64
42 QJ3
QJ104 82
K54 1098762
AKJ872
96
A653
J
NSペアはプレシジョンのくせに、2/1レスポンスはGF。
1メジャーオープンに対する1NTレスポンスはF1というスタイ
ルだった。最近のインドネシアの流行りなのかもしれない。
6Dは3ダウンした。H4のリードをHAで勝ち、SA、Sx→
ダミーでラフ、DK、DA、Dxと出して来たので、成田は喜んで
D10、DJと取り(実は成田は2回目にDQを出した。これはパー
トナーにも親切なフォローで、自分がQJ10を持っている事をなる
べく早い機会にパートナーに示せる利点がある。)、H2でイグジ
ット。C3→CJ→CKとまたまた成田にうれしいトリックが入り
今度はCxでイグジット。結局阿部さんのHQも取れて3ダウン。
めでたし、めでたし?それともダブリ損ね?
答え=実戦の「パス」が多分正解。実は6Hがメイクするのだ。
ベストディフェンスをされると危うい場面も一瞬現れるがメイク。
(時間がある人はダブルダミーでの攻防を楽しんで下さい。)
従って、6Dに対して調子に乗ってうっかりダブルしようものなら
もしかしたら6Hに変えられてメイクされていたかもしれない。
危うし鉄仮面。
裏テーブルは4H6メイクだったので、成田のパスは出入り23
IMPの価値が付いた。GOINGに12IMP。
(つづく)