NEC杯レポート Part 15

成田です。

 NEC杯レポート(その15)です。

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8.予選第4ラウンド(vs Defending Champs 戦)
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の続き第4弾です。

     <誤記訂正のお知らせ>
     (その12)〜(その14)で紹介したハンドには
     全て「Rd3」となっていますが、これは誤記で、
     全て「Rd4」が正しいです。

 #10はオーバートリックの差で2IMPを失い、8−26。


Rd4−#11 <さすが、今倉さん!>

 成田はWで次のハンドを持つ。双方ノンバル。
  KQJ、7、K65、J108653

 成田  井野  阿部  陳
 W   N   E   S
             1S
 P   2S  Dbl 3D   3D=ナチュラル、
 ?                   4Sトライ。

 ビッドの問題を2つ。
  問題①上のように進んだら「?」のところで何とコール?
  問題②Sが3Dでなくパスだったら「?」で何とコール?

 フルハンドと実戦でのビディング経過は以下のとおり。

       9732
双方ノンバル J10965
       Q
       Q97
KQJ          8
7            K832
K65          A1074
J108653       AK42
       A10654
       AQ4
       J9832
       −−

 成田  井野  阿部  陳
 W   N   E   S
             1S
 P   2S  Dbl 3D
 P   3S  P   P
 P

 2回もパスするとは成田らしくない。これが実戦のプレッシャー
である。EWは3NTがコールドで、5Cもダブルダミーならメイ
クするがシングルダミーはDQリードの後で落としそう。従って、
問題①、問題②いずれも正解は「3NT」。
 実戦での成田は3NTというビッド自体を頭に浮かべる事が出来
なかった。だからあまり後悔はしてないかというとそうでもなくて
「なんで3NTくらい思いつかないんだろう」と、ショックが大き
かったのである。(でもそれは試合終了後だったが)情けないった
らありゃしない。陳さんの3Dにも少しはやられたかな?だがもし
伊藤陽一君がパートナーだったら、成田は3NTを思いついただろ
うか?うーむ、そう信じたい。
 このハンドは今回のNEC杯で成田が関与した数あるボードの中
で、印象に残ったボードのベスト1。自分の未熟さを感じたボード
であった。
 3SはスペードKのリードから始まって1ダウン。EWのゲーム
ルーズをその場の4人が認識した後で、陳さんは成田に気を遣って
くれた。「スペードKのリードじゃないと3Sはメイク。だから
ベストリードだった。」陳さんにも思いやりがあるのだ。

 裏のテーブルのビッドは以下のとおり。さすがだ、今倉さん。
3NTとビッドする根拠は、「長いクラブが1テンポ以内でエスタ
ブリッシュする事を願う」というもので、かなり期待値が高い。
スペードの完全なダブルストッパーとクラブの長さが武器だ。

 今倉  ゲラー 寺本  荻原
 W   N   E   S
             1S
 P   2S  Dbl P
 3NT P   P   P

 GOINGは更に9IMPを失って、8−35。

(つづく)