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From: saka@pure.cpdc.canon.co.jp
Subject: Re: [BR]NEC杯(その16)
Date: Fri, 17 Mar 2000 08:17:56 +0900

 坂本です.

>Rd4-#13 <陳さんの絶妙ディフェンス>
>
> このボードも成田にとっては印象深い。陳さんが冴えに冴えた。
>彼のハンドを持ってディフェンスにトライしてもらいたい。
> 陳さんはSで次のハンドを持つ。双方バル。
>  Q109543、A54、AQ9、4
>
> 成田  井野  阿部  陳
> W   N   E   S
>     P   1C  1S
> Dbl P   2S  P    Dbl=Neg。通常、
> 3C  P   3NT P        ハート4+枚。
> P   P
>
> 問題① 陳さんのオープニングリードは何だった?

 陳さんのことはわかりませんが,坂本ならスペードx.Qを打たないのは,
Jシングルトンのときはたぶん4-1だから見込みがない.パートナーにJx
を期待する.


> 一つ一つ問題に答えて行くというスタイルで。ダミーが開く。
>
>       (井野)
>J       N
>J1093  W   E (阿部)
>K6432   S
>832
>(ダミー)  Q109543
>       A54
>       AQ9
>       4
>       (陳)
>
> 陳さんのオープニングリードはダイアA。これ、正解者はいない
>かも。ダミーはD2、NはD8、EはD5。

 テーブルに座っていれば別かも知れませんが,ちょっと思いつかないでしょう.
#EにあるはずのダイヤKがダミーに出てきたので,ちょっと慌てたかもしれませんね.

> 問題② さて2トリック目に何を出す?

 ダイヤQを出しそう.

>       (井野)
>J       N
>J1093  W   E (阿部)
>K643    S
>832
>(ダミー)  Q109543
>       A54
>       Q9
>       4
>       (陳)
>
>
> 陳さんの第2トリック目はスペードQ。これは当たりそう。
>NはS2、Eは小考後SA。
> 第3トリック目はEがクラブAを出し、Nはクラブ7。
> 第4トリック目にEはクラブQを出した。
>
> そろそろフルハンドをば。
>
>       62
>双方バル   8762
>       J1087
>       KJ7
>J            AK87
>J1093         KQ
>K6432        5
>832          AQ10965
>       Q109543
>       A54
>       AQ9
>       4
>
> 陳さんの第4トリック目のEのクラブQに対するディスカードは
>長考の末スペードのスポットカードだった。Nの井野さんはクラブ
>Kで勝った後、珍しく大長考。成田が椅子を前後させること2回、
>足を組み直す事4回。そして第5トリック目に、ついにダイア7を
>出した。この後EはNのクラブJに負けに行かなくてはならず、
>結局ディフェンスのNS側はダイア3つ、ハート1つ、クラブ2つ
>を取って2ダウン。陳さんは自分のメインスートであるスペードを
>一つも取らないディフェンスの舵取りをして大成功。想像力のある
>オープニングリードとその後の絶妙なシフトと、彼のあふれる才能
>をイヤという程見せつけられた。脱帽。もちろんダブルダミーなら
>EのクラブQに対してSはハート4をディスカードし、Nは第5ト
>リックでスペードを1度出してそれをSはスペード9で勝った後に
>ダイアQにシフトという見たようなディフェンスがあるが、実戦の
>経過で十分。NSにとってはダウンさせれば良いのである。

 これはすばらしい.
 ディクレアラーはハートをはずしてからクラブQまたは10で
負けに行くのがベストでした.(メイクするかも)

#スペードQリードでもよかったのか.
#はずしまくった坂本でした.


> 何がうまかったのか、今一ピンと来なかった人には、裏テーブル
>で起こった出来事を紹介する。
>
>(再掲)   62
>双方バル   8762
>       J1087
>       KJ7
>J            AK87
>J1093         KQ
>K6432        5
>832          AQ10965
>       Q109543
>       A54
>       AQ9
>       4
>
> 今倉  ゲラー 寺本  荻原
> W   N   E   S
>     P   1C  1S
> Dbl P   2S  P    Dbl=Neg。通常、
> 3D  P   3NT P        ハート4+枚。
> P   P
>
> 我々のテーブルと違うのは、今倉さんの3D。(成田は3C)
>ネガティブダブルを使うハンドの中ではWは最低のハンドなので、
>今倉さんの3Dという自己主張ビッドはどうかと思うが、3DはS
>にダイアAなどというオープニングリードなど少しも思いつかせな
>いという意味では効果を発揮した。オープニングリードはごくごく
>普通のスペード5。ほとんどゲームオーバーである。ダミーのSJ
>が勝ち、クラブをフィネスして簡単にメイクである。
>
> GOINGは更に13IMPを失って、9-48。大敗は間違い無し。
>どこで踏みとどまれるか。
>
>追記:このハンドでの陳さんのディフェンスは、デイリーブリテン
>   にも掲載された。今年のベストディフェンスオブザイアーの
>   最有力候補だろう。
>
>(つづく)
>
>
>

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1月1日より所属が変更になりました(新:映事341設計室)
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映像事務機341設計室  坂本 陽一  saka@pure.cpdc.canon.co.jp
居室: 612-47161  実験室: 612-36531   FAX: 03-3757-9213

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