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From: saltm@bd5.so-net.ne.jp (塩谷真)
Date: Mon, 13 Mar 2000 00:33:56 +0900
Subject: 横浜A-J後半[BR]

塩谷です。


 まずは、前回の答えです。

 小林君のハンド AJ103 10875 J953 8

塩谷      小林
W   N   E   S
    2S  P   P
3S  P   3NT P
4NT P   5C  P
6H ///

 小林君によると、5CはスペードのRKCの答えだそうです。

 さて、後半です。


<幸運とはまさにこのこと>

後半#5 ディーラーN NS vul

     109843
     942
     AKQJ
     J

J62   N  5
Q73  W E KJ1085
643   S  987
Q862     K1043

    AKQ7
    A6
    1052
    A975

    小林      塩谷
W   N   E   S
    1D  1H  2S
P   4S  P   5C
P   5D  P   7S ///

 スーツクォリティを重視する小林君は1Dオープン。後で、
「なかなかエコール的でよろしい」と誉めたが、
「2Cに対しては2Dとリビッドする覚悟だよね。」と言ったら、
「あっ、そうですね。リビッド困りますねえ。」だって。

 塩谷は1Hオーバーコールを入れられ困ります。キュービッドじゃあダ
イヤサポートみたいだし、ネガティブダブルして後でキュービッドという
のもこの良いスペードを示しにくいだろうと考え、ジャンプシフトを選択。
また、小林君がダイヤAKQxxxのみのライトオープンの時でもスラム
を狙うにはこれが良いだろうとも考えた。
 すると小林君はダブルレイズ。これはとても良いトランプサポートを示
すビッドで、私のハンドからするとありえない。きっとJ10の5枚でも持
っているんだろう。ここで、いきなり7でも良いと思ったのだが、念の為
ダイヤのコントロールをチェックし、7へ突っこんだ。
 OLはハート。何度考えても、ハンドのクラブを3回切らないとウィナ
ーが足りない。そしてエントリーが無いので(ハートリードはキリングだ)、
トランプが2−2じゃないとダメだ。
 そのラインでプレーを進める。ハートA、クラブA、クラブラフ、スペ
ードでもどってクラブラフ。一本道だから流れるようにプレーは進む。
 スペードを引くとEはショーアウト。残念。でもそしらぬ顔でプレーを
続ける。最後のクラブをラフして下図。

     −
     94
     AKQJ
     −

J     N  −
Q7   W E J108
643   S  987
−        −

     Q7
     6
     1052
     −

 Wがダイヤに4回フォローしてくれれば、まだメイクする。相変わらず
流れるようにダイヤA、ダイヤK、ダイヤQと指示を続けた。
 ダイヤQの時にEのディスカードを期待したが、残念フォロー。ダイヤ
は3−3だ。しかし、相変わらず流れるようにダイヤJと指示し、ハンド
からハートを捨てると、Wもハートディスカード! ハートを引いて7で
ラフ。当然フォロー。スペードQを取るとWはJをフォロー。あれれ、メ
イクしてしまった。
「なんで、7をオーバーラフしないのよ」とEの前田さんが怒る。
「だって、ハート持っているんですもの」とW。
「ふ〜ん。」とEは言うが、なお不満そう。私に聞きたそうな感じだった
ので、仕方無く、
「ダイヤが切れたみたいですね。」と言うと、
「私、なんだかわからなくてハート捨ててしまったの。」とW。
「まあ、いいわ。しかたないわ。」とEが言って終わりになった。

 当然トップの9点。
 人のことをハケット兄弟のようだと言った自分が、ハケット兄弟のよう
なことをやってしまった。
 小林君、1Dオープンはなかなか感覚が良いけど、1Sオープンが安全
だよ。僕がNだったら1Sオープンだよ。それから4Sはすごいオーバー
ビッドだよ。


<小林君はアンダービッドのこともある>

後半#9 ディーラーN EWvul

        843
        10732
        3
        KJ832

AQ9      N  K102
6       W E QJ54
AJ986542 S  K10
10           Q976

       J765
       AK98
       Q7
       A54

塩谷      小林
W   N   E   S
    P   P   1C
2D  P   2NT P
3NT ///

 Wのハンドはすぐ5Dとか言ってしまいたくなる手だが、今日はペア戦、
3NTを狙ってジャンプオーバーコールしてみた。
 小林君は2NTしか言わない。Sに
「インターミーディエイトって何?」と聞かれて、
「えーと、6枚スーツで5トリックです。」と答える。何?、5トリック
だって。それじゃあウィーク2に毛がはえたくらいじゃないか。そういう
理解なら2NTしか言わないのはもっともだ。ああ、これまで小林君にジ
ャンプオーバーコールのハンドが行かなくて本当に良かった。
 Sはハート8のOL。それで6メイク。8点。

 小林君、ジャンプオーバーコールは強いんです。ダイヤAQJの6枚だ
ったら、サイドにAとQ一枚づつくらいはある。だから、小林君の手は、
すぐ3NTと言うべし。


<我ながら良いシフト>

後半#16 ディーラーW EW vul

     Q9
     84
     A1084
     J8542

J532   N  K74
109765 W E QJ2
92     S  KQJ5
Q7        A93

     A1086
     AK3
     763
     K106

    小林      塩谷
W   N   E   S
P   P   1NT ///

 スペードは何となく打ちたくない気がして、ハートKをOL。ダミーに
5枚ハートが現れ、「おっと」となる。小林君は4、デクレヤラーはQを
アンブロック。
 スペードを打たないのはとりあえず良かった。さてどっちのマイナーを
打つのか。私は絵札があるクラブを選んだ。
 10を出すと、デクレヤラーは少考して7を出し、10を勝たせる。続くK
を見て、「しまった」とつぶやくが後の祭り。
 クラブ4、ダイヤ1、ハート2、スペード1(最後に小林君がQ9から
9をリードするが当てられてしまった)取って、2ダウン。8点だった。



<小林君の上手な?ディフェンスその2>

後半#21 ディーラーN NS vul

     J74
     98
     K42
     K9432

108     N  AQ9
10753  W E AKQJ4
Q93    S  J1065
AQ87      5

     K6532
     62
     A87
     J106

    小林      塩谷
W   N   E   S
    P   1H  P
2H  P   4H ///

 強い手を示したEにスペードを振り込みたくなかった私はクラブJをリ
ード。デクレヤラーはAで上がって、トランプを刈り、ダイヤをハンドか
ら出し、Q、Kとなった。
 小林君はここでクラブKのキャッシュを試みる。しかし、デクレヤラー
にラフられ、その試みはあえなくついえ去る。更にあとでパートナーに、
「ダミーのQをK9ではさんでいるものをキャッシュするなんて」と怒ら
れる。
「5422で取れると思ったんです。」と小林君。その時でもデクレヤラ
ーのクラブは捨てることは出来ないのだから、あわてて取らなくても良い
のだよ。
 ダブルダミーで見てお分かりのように、ここではスペードシフトが正解。
それでジャストメイクになる。ダイヤエスタが間に合うとスペードを捨て
られて5メイクなのである。
 しかし、我々のデクレヤラーは4メイクしかしなかった。
 ダミーのクラブQがエスタったのを喜んだデクレヤラーは、ダミーにト
ランプで渡り、クラブQの下にダイヤを捨ててしまったのであった。
 お蔭様で7x得点させて貰った。


 結局59.8%で優勝。このパーセンテージじゃあ、きっとギリギリの
一位にちがいない。ぶっちぎりのペアがいなかったことも幸いした。

 以上に書いた出来事は幸運のごく一部です。この他にも、塩谷が初心者
も間違えないようなプレーを間違えて落とすが、どうやっても出来ないよ
うになっていてアベレージとかがありました。
 この間のチーム戦といい、CBCメンバーはこんなに運を使ってしまっ
て良いのでしょうか。

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塩谷 真
saltm@bd5.so-net.ne.jp
Tel 03-3705-2069

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