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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Tue, 7 Mar 2000 12:36:08 +0900
Subject: [BR]NEC杯(その5)

成田です。

 NEC杯レポート(その5)です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
6.予選第2ラウンド(vs INDONESIA PATTIMURA 戦)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
の続きです。

 15、16とダブルパンチを浴びた成田は、続く1番から4番の
計4ボードで気持ちを落ち着かせる。阿部さんのプレイが3ボード
と成田のプレイが1ボードで、全てメイク。プッシュのボードでも
どんなに簡単なハンドでもやはりメイクするのは気持ちが良い。
この4ボードで成田は立ち直った。


Rd2−#5 <勝負!>

 今度はビッドの問題。NSバル。
 W(成田)のハンドは以下のとおり。バル関係は有利。
    A54、AQ964、J、J932

 成田      阿部
 W   N   E   S
     P   2S  3D  2S=ウィーク2。5−10
 ?

 出番です。この後のビディング計画は?
 実戦では次のように進んだ。さあ、今度は?

 成田      阿部
 W   N   E   S
     P   2S  3D
 4S  5D  P   P
 ?

 成田は意を決したように(というよりほぼ予定の行動だったが)
ダブル。そして5Dxが最終コントラクトとなった。

       1076
       J732
       542
       AK6
A54          QJ9832
AQ964        5
J            Q98
J932         1087
       K
       K108
       AK10763
       Q54

 成田はSAをリードしてダミーを見て、「これは2ダウンする
かも」とほくそ笑んだが(特に阿部さんがスペードに3点しか持っ
ていない事が判った瞬間にほぼ2ダウンを確信したが)そんなに世
間は甘くなかった。ダイアQはきちんとフィネスされて1ダウン。
でも+200点。
 裏テーブルでも4Sまでは同じビッドだったが、次のゲラーさん
が5Dでは無く「ダブル」のいう名のレッドカード。(うまい!)
4Sxも1ダウンで+100点。
 こうしてGOINGは大量7IMPをむしり取った。


Rd2−#6 <連続のダブル攻撃か、それとも?>

 今度もビッドの問題。EWバル。
 W(成田)のハンドは以下のとおり。
    Q1053、42、QJ104、K54

 成田      阿部
 W   N   E   S
         P   1S
 P   2H  P   3D   2H=NAT、GF。
 P   3H  P   3S
 P   4D  P   4H
 P   6D  P   P
 ?

 さてさて。かさにかかってダブル?それともパス?ダブルの
都合の良い条件は沢山そろっている。今回も、直前のボードで
ダウンしたスートと同じダイア。右の人がビッドしているダイア
にQJ104と持っている。おまけに右の人のメインスートである
スペードにも財産がある。
 実戦での成田は、小考の末「パス」。吉と出るか凶と出るか。
 フルハンドは以下のとおり。

       9
       AK10875
       K97
       AQ3
Q1053         64
42           QJ3
QJ104         82
K54          1098762
       AKJ872
       96
       A653
       J

 NSペアはプレシジョンのくせに、2/1レスポンスはGF。
1メジャーオープンに対する1NTレスポンスはF1というスタイ
ルだった。最近のインドネシアの流行りなのかもしれない。
 6Dは3ダウンした。H4のリードをHAで勝ち、SA、Sx→
ダミーでラフ、DK、DA、Dxと出して来たので、成田は喜んで
D10、DJと取り(実は成田は2回目にDQを出した。これはパー
トナーにも親切なフォローで、自分がQJ10を持っている事をなる
べく早い機会にパートナーに示せる利点がある。)、H2でイグジ
ット。C3→CJ→CKとまたまた成田にうれしいトリックが入り
今度はCxでイグジット。結局阿部さんのHQも取れて3ダウン。
めでたし、めでたし?それともダブリ損ね?
 答え=実戦の「パス」が多分正解。実は6Hがメイクするのだ。
ベストディフェンスをされると危うい場面も一瞬現れるがメイク。
(時間がある人はダブルダミーでの攻防を楽しんで下さい。)
従って、6Dに対して調子に乗ってうっかりダブルしようものなら
もしかしたら6Hに変えられてメイクされていたかもしれない。
危うし鉄仮面。
 裏テーブルは4H6メイクだったので、成田のパスは出入り23
IMPの価値が付いた。GOINGに12IMP。

(つづく)



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