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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Mon, 6 Mar 2000 12:10:05 +0900
Subject: [BR]NEC杯(その3)

成田です。

 NEC杯レポート(その3)です。

Rd1−#13(史上最悪のオーバーコール)
       82
双方バル   6
       QJ108652
       A62
AQ1065        943
Q104          KJ982
97           K
854          KQJ9
       KJ7
       A753
       A43
       1073

 成田      阿部
 W   N   E   S
     3D  3H  3NT
 4H  Dbl P   P
 P

 阿部さんの3Hが、本人曰く「史上最悪のオーバコール」。
ダブられた瞬間500点から800点を覚悟したそうだが、
ダミーを見て少しやる気が出たらしい。
 成田は成田で、Sの3NTは「ダイアを沢山持っているセミサイ
クのような3NTに違いない」と思っていたので平和そのもの。
 さてSはDAリード、Dxと続け、EはH2でラフする。小考後
阿部さんはHK→勝ち。次にH8→Hx→HQでダミーの勝ち。
いつも電撃的なスピードの阿部さんプレイよりはさすがに遅い。
次にCx→Cx→CKの勝ち。S9→SK→SA。
もう一度ダミーからCx→CAでNの勝ち。NはCx→CQ。
 この時点で残り5枚。これまでEW側の6勝2敗。

       8
       −−
       QJ65
       −−
Q1065         43
10            J9
−−           −−
−−           J
       J7
       A7
       3
       −−

 阿部さんはハンド(E)からSxを出して、(S)のS7の
フォローに対してすぐに「10」と指示してS10の勝ち。続いて
SQ勝ち、S6→H9とハンドでラフすると(S)は一瞬悲しそう
な顔をしながら阿部さんと顔を見合わせ、2人でジャストメイクを
確認する。
 やった!史上最悪のオーバーコールが、15テーブルの中で最高
のスコアをたたき出した。(4Hダブルメイクは我々だけ)
 さて、NSはどこが悪かったのかを検証してみて下さい。

 Sは2トリック目をHAであがりDxとやるべきだった。
ディフェンスの手筋の一つに「Axxxと4枚のトランプを持って
いる時は2回ホールドして3回目に取る」があるが、このハンドに
はあてはまらなかった。2回ホールドした瞬間にこのハンドはメイ
クするようだ。NがCAを取った時にDxを出してももう遅い。
うまくプレイすればメイクする。
 さて、ポストモーテムの続きだが、Eとしてもダブルダミーなら
メイクするプレイがありそうだ。暇な人はどうぞ。
 このハンドのポストモーテムはまだある。Nの3Dオープンに
EがパスするとSはもちろん3NTだろう。なんと驚いたことに、
3NTは簡単にメイクするのだ。だから阿部さんの3Hは正解だっ
たのだ。

 裏のテーブルでは、Wの3Sが1ダウン。GOINGに13IMP。

 という訳で、予選第1ラウンドは我々急造ペアはそこそこの
スコア、裏のゲラー荻原ペアが相手をとことんやっつけて、結局
25VP−4VP(61IMP−10IMP)。
 GOINGチームは、幸先よいスタートをきった。

(つづく)



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