NEC杯レポート Part 3
成田です。
NEC杯レポート(その3)です。
Rd1−#13(史上最悪のオーバーコール)
82
双方バル 6
QJ108652
A62
AQ1065 943
Q104 KJ982
97 K
854 KQJ9
KJ7
A753
A43
1073
成田 阿部
W N E S
3D 3H 3NT
4H Dbl P P
P
阿部さんの3Hが、本人曰く「史上最悪のオーバコール」。
ダブられた瞬間500点から800点を覚悟したそうだが、
ダミーを見て少しやる気が出たらしい。
成田は成田で、Sの3NTは「ダイアを沢山持っているセミサイ
クのような3NTに違いない」と思っていたので平和そのもの。
さてSはDAリード、Dxと続け、EはH2でラフする。小考後
阿部さんはHK→勝ち。次にH8→Hx→HQでダミーの勝ち。
いつも電撃的なスピードの阿部さんプレイよりはさすがに遅い。
次にCx→Cx→CKの勝ち。S9→SK→SA。
もう一度ダミーからCx→CAでNの勝ち。NはCx→CQ。
この時点で残り5枚。これまでEW側の6勝2敗。
8
−−
QJ65
−−
Q1065 43
10 J9
−− −−
−− J
J7
A7
3
−−
阿部さんはハンド(E)からSxを出して、(S)のS7の
フォローに対してすぐに「10」と指示してS10の勝ち。続いて
SQ勝ち、S6→H9とハンドでラフすると(S)は一瞬悲しそう
な顔をしながら阿部さんと顔を見合わせ、2人でジャストメイクを
確認する。
やった!史上最悪のオーバーコールが、15テーブルの中で最高
のスコアをたたき出した。(4Hダブルメイクは我々だけ)
さて、NSはどこが悪かったのかを検証してみて下さい。
Sは2トリック目をHAであがりDxとやるべきだった。
ディフェンスの手筋の一つに「Axxxと4枚のトランプを持って
いる時は2回ホールドして3回目に取る」があるが、このハンドに
はあてはまらなかった。2回ホールドした瞬間にこのハンドはメイ
クするようだ。NがCAを取った時にDxを出してももう遅い。
うまくプレイすればメイクする。
さて、ポストモーテムの続きだが、Eとしてもダブルダミーなら
メイクするプレイがありそうだ。暇な人はどうぞ。
このハンドのポストモーテムはまだある。Nの3Dオープンに
EがパスするとSはもちろん3NTだろう。なんと驚いたことに、
3NTは簡単にメイクするのだ。だから阿部さんの3Hは正解だっ
たのだ。
裏のテーブルでは、Wの3Sが1ダウン。GOINGに13IMP。
という訳で、予選第1ラウンドは我々急造ペアはそこそこの
スコア、裏のゲラー荻原ペアが相手をとことんやっつけて、結局
25VP−4VP(61IMP−10IMP)。
GOINGチームは、幸先よいスタートをきった。
(つづく)