NEC杯レポート Part 27
成田です。
NEC杯レポート(その27)です。
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14.準々決勝第1ラウンド(vs Defending Champs 戦)
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の続き第4弾です。
●QF−Rd1−#6 <裏のテーブルでの出来事>
前回お伝えしたように我々のテーブルではSが2Sをメイク。
今回は裏のテーブルで起こったドラマを紹介する。
43
EWバル 62
106432
K854
952 J86
K104 J975
QJ5 A97
J1093 A76
AKQ107
AQ83
K8
Q2
平田隆 ゲラー 陳 荻原
W N E S
P 1S
P P Dbl RDbl
2C Dbl P P
RDblP 2H Dbl
P P P
コントラクトは2Hx by E。
SのオープニングリードはスペードK。
Sが3回スペードを出すと、Nは3回目にSが勝っているにもか
かわらずラフして、チビクラブをリターン。これをSはクラブQで
勝ち、またチビクラブ。Nは当然ながらクラブKを出さないので、
ダミーのクラブJが勝つ。この後の展開は一度ゲラーさんから聞い
たのだが、正確に思い出せない。3ダウンした事から推定すると、
おそらくダミーのクラブJが勝った後にダイアQを出してSのダイ
アKに負け、Sがダイアでイグジット。この後Sはハートで3トリ
ック勝ったものと思われる。
EWにとっては悪夢のようなマイナス800点。日本のトップレ
ベルのペアでもこんなことがある。
局後の井野さんの談話。(多少表現が違うかも。ご了承を。)
「このEのハンドはパス以外に考えられない。おそらくビッド
の問題として出てくれば、間違いなく陳さんも阿部さんも
パスと答えるに違いない。ところが実際にカードを持つと
違ってくるから不思議。エキスパートが2人ともねえ。
俺なんかは(このEの手を)100回持ってもパスだ。
ペア戦でも同じだ。」
なかなかタメになるお話。皆さんもよーくお勉強して下さい。
次はNS側のお話。成田のテーブルではEWはダブリ殺されず
に平和(?)な2Sになったが、局後井野さんは相当悔やんでい
た。「寺本のDblをそのまま流せば良かった」と。
(再掲)
成田 井野 阿部 寺本
W N E S
P 1S
P P Dbl RDbl
2C P P Dbl
P 2S P P 2Sは長考後にビッド。
P
この井野さんの行動に対するゲラーさんからのコメント。
(細かい表現は多少違うかもしれませんが。)
「僕がそうしたように、すぐに2Cをダブルのが判りやすい。
先にダブってあとはパートナーにお任せする。パートナー
の1Sオープンに対してNは一度パスしているから、Nが
ダブったからと言ってパートナー(S)はそんなには期待
しないだろう。2Cに対して最初にパスしてからSの
ダブルに対して悩むより良いんじゃない?」
なるほど。このハンドに関しては納得がいく説明。贅沢を言えば
Nのクラブのスポットがもう少し大きいとか、クラブの枚数が5枚
であれば完璧なダブルだと思うが、まあマイナーの2の代はダブり
得だし、パートナー(S)のRDblは強そうだし、敵はバルなの
でダウンした時に大きく儲かるし、勝負するに値する局面である事
は確かだ。
このボードでGOINGは12IMPをゲットした。
(つづく)