NEC杯レポート Part 24

成田です。

NEC杯レポート(その24)です。

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13.予選終了
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 予選が終わった。レポート(その21)を見て頂いても判るよう
に予選通過ライン近辺には多くのチームがひしめきあった。

(予選通過8チームのVP)
  190、180、180、172、171(←GOING)、
  164、162、159。

(惜しくも予選落ちした9位以下のチームのVP)
  159、157、157、156、156、156、
  155、155、155、152(18位)

 あとから検証すると、GOINGチームは例え最終戦に7−23VP
で負けても計160VPで予選通過していた事になる。最終戦で
対戦した CANADA Litvackチームは17−13VPで我々に勝てば
計160VPで予選通過だった。我々はJAPAN Olympiad Ladiesか
らも少しは感謝されたであろう。その他のチームも、「あのボード
でこうなっていたら」とか「あのボードを失敗しなければ」などと
タラレバ談義が尽きなかったことと思う。1VPの重みは絶大なの
であった。

 さて準々決勝の組み合わせルールは、「予選1位から4位のチー
ムが予選5位から8位のチームの中から1チームを指名する」とい
うものだった。
 1位のUSA       →8位のJAPAN Olympiad Ladiesを指名。
 2位のDefending Champ.→5位のGOINGを指名。
 3位のINDONESIA    →6位のAUSTRALIA Newmanを指名。
 4位のINDONESIA Patti.→7位のGREAT BRITAINと。(自動的)

 Defending Champ.チームは「手の内を知っている」「予選でも
楽勝だった」GOINGチームを指名。残りの2チームは十分危険すぎ
るチームではあるから当然か。噂によると、AUSTRALIA Newmanの
チームメンバーは国際級らしい。あの Mr.Newman(日本のトップ
レベルでつい最近まで戦っていた)よりも残りの3人のほうが腕が
断然上だと言うから驚きだ。
 準決勝の対戦もこの後にすぐ決まる。すなわち1位のUSAがどの
組み合わせのブロックと対戦するかを選択できるというものだ。
USAは我々の対戦(Defending Champ. vs GOING)の勝者と対戦
する事を選択した。
 GOINGチームはあと2VP取っていれば4位で、指名される事は
なかった反面、おそらく準々決勝の対戦相手はハケット一家率いる
GREAT BRITAINチームとなったであろう。4位も5位も準々決勝が
きつい対戦になるのには変わらないのだが、「同じ負けるのなら
あの有名なハケットチームと対戦してみたかったなあ」というのが
試合終了後しばらくしてからの成田の感想である。


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14.準々決勝第1ラウンド(vs Defending Champs 戦)
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 準々決勝は16ボード×3ラウンドである。2月10日に計2ラ
ウンド、2月11日に残りの1ラウンドである。第1ラウンドは
予選最終戦終了1時間後の16時開始の予定だったが、対戦決定に
少し時間がかかったからであろうか、16時半からの開始となり、
選手達には約1時間の休憩時間が与えられた。当初の予定は「この
ラウンドは成田が休み、次のラウンドが清水さん休み」であったが
清水さんが「休む時間が続いていた方が良い」ということで、成田
が準々決勝の第1ラウンドに出場する事になった。

 成田のスクリーンメイトは寺本プロ。試合開始直前に成田は彼と
以下の会話をしたのだが、この会話の直後成田はこの質問をした事
を後悔した。
 成田「これで必ず日本チームが準決勝に進出するね。
    僕らを指名したのは作戦?」
 寺本「そう。1チームでも4位以内に入らないと
    かっこ悪いからね。」

 このラウンドからは、6ボードを紹介する。デイリーブリテンの
第4号には全ボードの結果がまあまあ詳しく掲載されているが、デ
イリーブリテンからも読みとれない内容を本レポートにて紹介しよ
うと思う。(それほど大げさなものでは無い?)


●QF−Rd1−#2 <ビッド、プレイ、ディフェンス>

 このボードは面白かった。ビッド、プレイ、ディフェンス全て。
という訳で問題形式にしてレポートするが、実戦的な問題なので、
不正解でも決して落胆しないように。

<ビッドの問題>
  8        あなたは成田(W)。NSバル。
  984      以下の「?」のところで何と言うのが
  AQJ9852  いいだろうか。成田がどうしたかを
  A5       当てて頂ければいい。

 成田  井野  阿部  寺本
 W   N   E   S
         1S  P
 2D  P   2NT P    2D=GF(100%)。
 3D  P   3NT P
 ?

 引き続き「プレイの問題」と「ディフェンスの問題」を出題する
が、どちらか好きなほうを選択して下さい。「プレイの問題」は
以下に出題。「ディフェンスの問題」は次回の(その25)に。
従って、「ディフェンスの問題」を選択する人は、以下を読まずに
(その25)へ飛んで下さい。


<プレイの問題>
  8            A10963
  984    W   E A107
  AQJ9852      6
  A5           K1083

 成田  井野  阿部  寺本
 W   N   E   S
         1S  P
 2D  P   2NT P    2D=GF(100%)。
 3D  P   3NT P
 P   P

 寺本プロのオープニングリードはハート3(フォースベスト)。
ダミーからハート4を出すと、Nの井野さんからハートKが出る。
プレイの方針は?

(つづく)