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From: SHIOYA Makoto
Date: Mon, 22 May 2000 19:24:29 +0900
Subject: 解答#1
塩谷です。
問題の解答を3回にわけてお送りします。
今回は考える問題ということで、他の人がどう考えるているのか、正し
く考えるにはどうすれば良いかを小林君に勉強してもらうために、皆さん
の解答を公開させていただきます。
<問題1> チーム戦、ナイザーバル。
53 K73 A1094 J742
パートナーがディーラーで1Sとオープンしてきた。1NTとレスポン
スするとパートナーは2Cとリビッドした。システムはエコール。
問1 パートナーの代表的な手を一つ書いてください。
成田> AJxxx Qxx x AKxx
畔柳> Axxxx Kx xx KQxx
坂本> AQxxx xx Kx K10xx
塩谷> AQxxx xx Qx KQxx
萩原> AQ1084 7 85 KQ952
小林> KQxxx Ax Qx Qxxx
「代表的」とは「普通の」「確率的に多い」という意味でしょうから、
5422や5431の13点くらいのハンドを書けば良いわけです。
そういう意味で最後の2つ以外は普通でしょう。
萩原君のは5−5でスペードの10、8、クラブの9があるのでかな
り強い手です。「代表的」というにはかなり変わっていますが、まあ、
ありうる手と言って良いでしょう。
これに対して、小林君のは全スーツに絵札があり、パッと見た感じ違
和感を覚えます。クラブに絵札が少なく、これだと1NTをパスする可
能性がありえます。
#本題からはずれますが、皆さんの個性が出ていて面白いですね。
成田君のはかなり良い手。いつも良い手を引きなれているのか? そ
れとも願望か? 畔柳君のは一番弱い。坂本、塩谷は恐ろしく良く似て
いる。などなど。
問2 ゲームが出来るかもしれない都合の良い手を一つ書いてください。
成田> AKJxxx、xx、x、AKxx
畔柳> AKxxxx xx x KQxx
坂本> AQxxx Axx x KQxx
塩谷> AKJxx Qx xx KQxx
萩原> AKQ84 7 J6 KQ952
小林> QJxxx Ax QJ KQxx
自分のハンド(再掲)
53 K73 A1094 J742
成田、畔柳は6−4路線を取りました。しかし、二人とも強すぎるハン
ドではないでしょうか。成田ハンドはエコールツーで開くし、畔柳ハンド
は、1NTに3Cとリビッドしそうです。
萩原ハンドも3Cリビッドでしょう。
坂本ハンドは5C用、塩谷ハンドは4S用と、ちょうど良く2種類のハ
ンドができました。
小林君は3NT用と、ちょうど良く3番目の...と言いたい所ですが、
これはまた妙なハンドを作り出しました。ビッドしたスーツに絵札があ
るというエコール感覚がまだ身についていないようです。このハンドは
1NTでオープンする人がいるかもしれません(私はしないけど)。
問3 結局何と言いますか?
成田> 3C
坂本> 3C
畔柳> 3C
小林> 2NT
萩原> パス
塩谷> パス
小林君の2NTは論外です。ゲームに向かうのなら、自分のハンドの特
徴、すなわちクラブサポートを示すべきです。オープナーがもし小林君の
想定ハンドのような変な手を持っていたら、自分で3NTとビッドするで
しょう。
さて、3Cとパスに分かれましたが、どちらが良いのでしょうか? 次
のような試算をしてみました。
確率 パスした時の得点 3Cとビッドした時の得点
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5Cメイク 10% 150 400
3Cメイク 70% 110 110
2Cしか出来ない 20% 90 − 50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
期待値 110 107
このテーブルどう思いますか? 3Cメイクは両者で共通ですから、違
いは5Cメイクと2Cしか出来ないというところだけです。要するに、ゲ
ームが出来る可能性に比べて行き過ぎになる確率が2倍程度なら、パスと
3Cがほぼ釣り合うというわけです。
上記の確率は何となくそれっぽい(マイクロブリッジにハンドを配らせ
てみたら1:2:2でした。5ボードだけのデータです)ので、ここでの
結論はパスも良し、3Cも良しということになります。
私自身は、クラブとハートの絵札が入れ替わっていれば当然3C、クラ
ブがJ9xxであればきっと3Cと言うでしょう。
実戦(横浜でやった社会人IMP、塩谷は観戦)では、小林君は3Cと
レイズし(実戦の方が正しいじゃないか!)、パスとなり、坂本氏が四苦
八苦してプレーしていました。フルハンドと結果は忘れました。
<問題1の結果>
小林君は零点だ。
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玉川事業所
記録技術研究所
記録技術51研究室
塩谷 真 salt@csp.canon.co.jp
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