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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Mon, 15 May 2000 19:00:05 +0900
Subject: [BR]丸の内杯vsSONY(#4)

成田です。

このハンドは、成田−畔柳ペアがうまくディフェンスしたので、
成田があとで自慢しようと思ったハンドなのですが、
局後のポストモーテムで「そうでもないようだ」という結論に
なりかかりまして落胆していたところ、最後の最後で
「いやいや、やはりダウンさせたのは偉い」という最終結論に
なったハンドです。

Mr.Sakamoto wrote:
>
>  日曜の対ソニー戦から.
>
>       Axx
>       xxx
>       xxx
>       87xx
> 107x        QJ8x
> KQJ10x      −
> 9           AKJxx
> 109xx       AKQJ
>       K9x
>       Axxxx
>       Q10xx
>       x
>
>     2D
> 2NT 3C
> 5C///
>
>  絶望的な5Cだが,ハートAのリードが来たのでメイクしそうになった.
> Jで切り,AKと刈るとSがショーアウト.4−1がわかっていれば
> クロスラフのほうがよかったのだが・・・
>  スペードQを出すとSはKで勝って,ダイヤ,Jの勝ち.ここでダイヤAK
> を取ってスペードを捨ててしまったので刈りあがらず,ダウン1.
>  スペードが3−3だったので,ここでスペードxを出せばメイクだった.
>  裏は3NTダウン1だった.この報告は成田君からあるでしょう.


(スポットカードを少し修正)
#4、ボスバル。
      A43
      87x
      87x
      8xxx
107x        QJ8x
KQJ10x      −
9           AKJxx
109xx       AKQJ
      K92
      A9xxx
      Q10xx
      x

趙   畔柳  今橋  成田
W   N   E   S
P   P   1D  1H
P   P   2H  P  (ちょこざいなEは、
2NT P   3H  P   Sのハートを2回もビッド)
3NT P   P   P

Nの畔柳さんがハート8をリード。
#「サポートしなかった3枚スートはローエストをリードする」
#という良さそうなトリートメントが存在するが、
#このハンドに限っては、そういう約束であっても
#ハート8リードが正解のようだ。
#(おかげで成田のディフェンス方針が決まった)

Wのお兄さんはわりとすぐにダミーからダイアをディスカード。
Sの成田は小考後、「ダミーと勝負するディフェンス」を選択。
#おそらくWのハートはKQJの5+枚。
#スペードAはN。スペード10のありかがキーとなりそう。

成田は第一トリックをハートAで勝って、クラブでイグジット。
ディクレアラーはクラブを4連勝。
成田はその間にハートを3枚捨てる。
6トリック目にダミー(E)からスペードQ。
成田は小考後、スペードK。(*1*)
そして、またまた長考後、スペード2を出した。(*2*)
Wはスペード10(敗着)、畔柳さんがスペードAで勝つ。
ここまでEW側の4勝3敗。

      x
      7x
      87x
      −−
7           J8
KQJ10       −−
9           AKJx
−−          −−
      9
      x
      Q10xx
      −−

ここで畔柳さん、小考後に正しくダイア8にシフト。
#うまい!ここでスペードでダミーに放り込むのは、
#ダミーのスペードを取りきってから、
#ダイアxを出されて、成田(S)がスローインとなり
#メイクしてしまうのだ。

Wは珍しくここで長考。(*3*)
結局ダイアA、ダイアK、ダイアJとやって、成田が
ダイアで2トリック取って1ダウン。

(*1*)
  スペードの10がNにあったら良いのだが、そうでない
  場合にダウンさせる方法を思いつかなかった。いずれに
  してもここでチビを出してNがスペードAで勝ったら、
  Wにエントリーができてしまうなあ、と思いながら、
  スペードKを出した。でも局後Nの畔柳さんは、
  「スペードQが流れてきたらホールドする」との事。
  これはごめんなさい。そうでした。ならスペードKを
  出さなければいいんだ、という結論になりかけたが、
  このディフェンスはメイク。どんどんスペードを出して。
(*2*)
  さあ、どうしよう。無駄な時間を使った。(後で考えると)
  実はダイアを出すディフェンスも考えた。
  Wはダイアがボイドかもしれない、と。でもこれは
  あまりにも危険なので、やめた。で、スペード2。
  ここで時間を使ったので、さすがにディクレアラーが
  もしスペード10を持っていたとしても、ゲスをはずす
  (スペード7ではなく、スペ−ド10を出す)かも
  しれないというところまで思考済であった。
(*3*)
  Wが長考している間、成田はある行動を予定していた。
  それは、この後、「ダイアA、スペードJ、ダイアxと
  やられたら、チビダイアを出そう」ということ。
  Wはダイア9のシングルトンがおそらく出てくるはず
  だから、というのがその理由。
  でもそうはならなかったけど。

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キヤノン株式会社 取手事業所 映事品質計画1課 成田秀則
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