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From: saltm@bd5.so-net.ne.jp (塩谷真)
Date: Wed, 10 May 2000 23:05:23 +0900
Subject: 5/6スイス#1
塩谷です。
坂本氏の「5/4カルカッタ」で十分楽しませて貰いましたが、今度は
5/6のチーム戦よりレポートします。丸の内杯が始まらないうちに、急
ぎ足で。
横浜で行われたスイスチーム戦で、坂本−畔柳、小林−塩谷というチー
ムです。
1 ジャンプシフトの勉強をしよう(小林君)。
K932 AJ10
AKJ94 x
− AKJ9xxx
A9xx Jx
塩谷 小林
1H 3D
3H 3S
4C 4D
4S 5D
6NT P
エコールにおけるジャンプシフトは、7トリックある手またはパート
ナースーツにサポートがある強いハンドということになっている。この
ハンドは確かに7トリック以上あるが、ジャンプシフトにはふさわしく
なかった。
それに、次の3Sはハートアグリーのアドバンストキュービッドにな
ってしまう。ここでは4Dと言うしかなかった。
塩谷は5Dの時点で異変に気づいた(実は4Dの時点で怪しいと思い
初めていたが、ここでパートナーを信頼しないのではチーム戦に勝てな
いと思ってスラムトライを続けた)。しかし、ダイヤ6トリックくらい
はさすが取れるのだろう、それならチャンスありと考えて6NTへ。
クラブリードをくらい、スペードをすぐフィネスすると抜けて、夢は
ついえた。
2 小林君の得点その1 ボード#11(ナイザーバル、ディーラーS)
Kxx
KQJ109xx
xx
J
109 S AJxxx (NS逆ですみません)
5 E W Axx
Q10xx N AK
Q1097xx Kxx
Qxx
xx
Jxxxx
Axx
右隣に4Hとオープンされ、19点持っている小林君は少考でダブル
を選びました。塩谷は6枚もあっちゃあしょうがないと5Cとビッド。
クラブはどういじるんだろうと悩みましたが、結局ハンドからチビを
出すとJが飛び出て簡単に5Cメイク。
裏は畔柳君の1Hオープンから始まって...、どうしたんだっけ?
とにかく11IMPゲット。
3 小林君の人徳?、それとも?
AKQJ83 9xx
QJ1082 Kxx
Q AJxx
8 Kxx
塩谷 小林
2S 3S
4S 5D
6S P
坂本氏の「5/4カルカッタ」のハンドで、「これでエコールツーと
は思いもつかない」と言った成田君、このハンドはどうでしょう?
ディフェンシブバリューが無いのが気になりますが、8トリックはあ
るし、「ゲームルーズテスト」に引っかかってしまうので2Sとオープ
ンしました(パートナーがハートKxxを持っているだけでゲームだ。
その時、ワンで開けるとパスされてゲームルーズだ)。
小林君は約束通りだと勇んで3S。シングルレイズは確かにサポート
とポジティブバリューとワンA以上を示しますが、このハンドは典型的
ではありませんでした。ここでは3Dが良いビッドだというのが坂本先
生のご指導でした。
なるほど、3Dと言って後でスペードをサポートすれば、ダイヤにト
リックの基があること、スペードのサポートはあるけど完璧でないこと、
ダイヤのA、ポジティブバリューなどが示せます。私も勉強になりまし
た。
3Sに対する4Sは、当然「ワンAではスラムには興味が無い。とり
あえずエコールで開けただけ」と言っているにすぎません。というわけ
で、それに対する5Dは当然、ダイヤAとハートAを示すのではないで
しょうか。
で、6S。
OLはスペード。スペードは4−0でしたが、ダイヤQを出すとKが
乗り、ダイヤJでクラブを捨ててメイクしてしまいました。
ダイヤKのノンカバーは難しいかもしれませんが、OLは、ビッドか
らクラブを打ちそうなものを。こんなのを私の人徳にされては「徳不足」
になってしまうので、願い下げにしたいです。欲しかったら小林君に差
し上げます。
4 小林君の得点その2
108xx KJ9x
AK106 Jxx
QJ5 Kx
Q3 K108x
塩谷 小林
1S 3S
3NT P
塩谷の悪いビッドを小林君が救ってくれたという今までには無かった
うれしい話です。
塩谷はバルで適当なオープンがありません。一番エコールらしいのは
1Hオープンして、2Cレスポンスには知らん顔で2NTリビッドする
ことですが、これは15−16を示します。まあ、ハケット兄弟なら常
識的なビッドでしょう。2Dリビッドはハケットでも(きっと)やらな
いでしょう。
代替になるのは1Sオープンですが、これは3枚でレイズされると悲
惨な結果(パーシャルスイング間違い無し)になるでしょう。また、デ
ィフェンスに回ってもロクなことは起きません。
5枚メジャーはこれを1Dで開けざるを得ないことを考えると、1H
で開けて、2Cレスポンスの時以外はより良いビッド展開が出来ること
を期待するのが良かったかもしれません。
結局、いくじなく1Sで開けると、小林君は3Sへリミットレイズ。
で、当然3NTと言う。
小林君は例によって悩み出し、いつもだったら、
(どうせしょうがないことを悩んでいるんだろう。)
と思うのですが、今回ばかりは、
(悩むハンドなら3NTとビッドしてくれ。)
と念力をかけてしまいました。
結果は、スペードQオンサイドで、4Sも難なくできるのですが、裏
のオポーネントはなぜかスペードKを出したということで(Qのフィネ
スをしなかった)、4Sはワンダウンでした。それで+13IMP。
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塩谷 真
saltm@bd5.so-net.ne.jp
Tel 03-3705-2069
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