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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Tue, 11 Apr 2000 12:06:06 +0900
Subject: [BR]NEC杯(その28)
成田です。
NEC杯レポート(その28)です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
14.準々決勝第1ラウンド(vs Defending Champs 戦)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
の続き第5弾です。
●QF−Rd1−#8 <寺本プロのコウカイレッスン>
K9
双方ノンバル Q952
J64
8753
(N)
(W) (E)
(S)
Q32
A1083
AK
AK96
成田 井野 阿部 寺本
W N E S
P P P 2NT
P 3C P 3H 3C=普通のステイマン。
P 4H P P
P
コントラクト:4H by S。
Wのオープニングリードはダイア10。(普通の約束)
さて、Sはどういう方針でプレイするのが良いだろうか。ぜひ
1〜2分ほど考えてみることをお勧めする。まあまあのラフな方針
で良いですが。
以下にすぐフルハンドを掲示するのでご注意を。
(フルハンド)
K9
双方ノンバル Q952
J64
8753
A654 J1087
KJ4 76
Q1095 8732
J2 Q104
Q32
A1083
AK
AK96
寺本プロのプレイ。
T1:SのダイアAの勝ち。
T2:SのクラブAの勝ち。
T3:Sからスペード2→ダミー(N)のスペードKの勝ち。
T4:Nからクラブx→SのクラブKの勝ち。
(寺本プロはこのプレイが悪かったとコメント。)
T5:SのダイアKの勝ち。
T6:ハンドからスペードQ→WのスペードAに負け。
(寺本プロのリカバリーショット)
T7:Wからスペードx→Nのハート2でラフ。
T8:NのダイアJ→Sのハート3でラフ。
T9:クラブx→EのクラブQに負け。
−− (残り4枚の図)
Q95
−−
8
5 J
KJ4 76
−− 8
−− −−
−−
A108
−−
9
Eは(なかなか珍しい)スローインになっていて、何を出しても
メイクである。お見事プレイのように思われるが、しかしながら
寺本プロはプレイ終了後に「プレイをイモッた」とコメント。
この準々決勝の16ボードは、予選終了直後のラウンドだった事
もあり、井野さんや寺本プロの後ろにはそれぞれ2〜3人のキビツ
アーが陣取っていた。これらの人達の前でも、素直にコメントする
ところが寺本プロの良いところ。おそらくキビツアーの中に寺本プ
ロのお客さんがいたものと推測するが、彼のこういうコメントを聞
けるのはスクリーンメイトの特権である。(井野さんのスクリーン
メイトでも、いろいろと『ちゃちゃ』はありそうだが。)
彼の断片的な説明によると、
「ハートとクラブが3−2ブレイクでスペードやダイアの3回目を
安全にラフできればハートのKやJのゲスを当てずにメイク、と
いうプレイをするつもりが、途中でミスプレイをした」
という事らしい。成田は現場ではピンと来なかったが、あとで彼の
言わんとすることが判った。
T4のクラブKキャッシュがミスプレイ。もし成田がクラブの3
枚目(クラブQ)を持っていたら、成田はT7でクラブQをキャッ
シュしてからダイアかスペードでイグジットする事により、ハート
のゲスはディクレアラー自ら行わなければならなくなる。従って
正しいプレイはT4のクラブKを後回しにするプレイだった。なあ
るほど。これは非常に勉強になったぞ。
なお、T6のリカバリープレイは初心者には参考になる。ハンド
からスペードQを出すことにより負ける人を片方に(スペードAを
持っている方)に限定する事ができる。もしスペードxを出したり
すると、EW側は都合の良いほう(この場合はクラブQを持ってい
る方)でトリックを取り、後々のスローインを防ぐ事ができてしま
う。
以上、寺本プロの「後悔レッスン」でした。(なかなか高級)
このボードは裏も同じ4H4メイクでプッシュ。裏のプレイ経過
は聞いていないが、今度機会があったら聞いてみようかしらん。
他の対戦での結果も千差万別。3NTか4Hをやっていて、どちら
もメイクとダウンが存在した模様。(全8テーブル)知りたい人は
NEC杯のホームページへどうぞ。
(つづく)
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