No.3131 | 上へ | 前へ | 次へ
From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Mon, 10 Apr 2000 12:03:59 +0900
Subject: [BR]NEC杯(その27)

成田です。

 NEC杯レポート(その27)です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
14.準々決勝第1ラウンド(vs Defending Champs 戦)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
の続き第4弾です。

●QF−Rd1−#6 <裏のテーブルでの出来事>

 前回お伝えしたように我々のテーブルではSが2Sをメイク。
 今回は裏のテーブルで起こったドラマを紹介する。

       43
EWバル   62
       106432
       K854
952          J86
K104          J975
QJ5          A97
J1093         A76
       AKQ107
       AQ83
       K8
       Q2

 平田隆 ゲラー 陳   荻原
 W   N   E   S
         P   1S
 P   P   Dbl RDbl
 2C  Dbl P   P
 RDblP   2H  Dbl
 P   P   P

 コントラクトは2Hx by E。
 SのオープニングリードはスペードK。
 Sが3回スペードを出すと、Nは3回目にSが勝っているにもか
かわらずラフして、チビクラブをリターン。これをSはクラブQで
勝ち、またチビクラブ。Nは当然ながらクラブKを出さないので、
ダミーのクラブJが勝つ。この後の展開は一度ゲラーさんから聞い
たのだが、正確に思い出せない。3ダウンした事から推定すると、
おそらくダミーのクラブJが勝った後にダイアQを出してSのダイ
アKに負け、Sがダイアでイグジット。この後Sはハートで3トリ
ック勝ったものと思われる。

 EWにとっては悪夢のようなマイナス800点。日本のトップレ
ベルのペアでもこんなことがある。
 局後の井野さんの談話。(多少表現が違うかも。ご了承を。)
 「このEのハンドはパス以外に考えられない。おそらくビッド
  の問題として出てくれば、間違いなく陳さんも阿部さんも
  パスと答えるに違いない。ところが実際にカードを持つと
  違ってくるから不思議。エキスパートが2人ともねえ。
  俺なんかは(このEの手を)100回持ってもパスだ。
  ペア戦でも同じだ。」
 なかなかタメになるお話。皆さんもよーくお勉強して下さい。

 次はNS側のお話。成田のテーブルではEWはダブリ殺されず
に平和(?)な2Sになったが、局後井野さんは相当悔やんでい
た。「寺本のDblをそのまま流せば良かった」と。

  (再掲)
 成田  井野  阿部  寺本
 W   N   E   S
         P   1S
 P   P   Dbl RDbl
 2C  P   P   Dbl
 P   2S  P   P    2Sは長考後にビッド。
 P

 この井野さんの行動に対するゲラーさんからのコメント。
  (細かい表現は多少違うかもしれませんが。)
 「僕がそうしたように、すぐに2Cをダブルのが判りやすい。
  先にダブってあとはパートナーにお任せする。パートナー
  の1Sオープンに対してNは一度パスしているから、Nが
  ダブったからと言ってパートナー(S)はそんなには期待
  しないだろう。2Cに対して最初にパスしてからSの
  ダブルに対して悩むより良いんじゃない?」
 なるほど。このハンドに関しては納得がいく説明。贅沢を言えば
Nのクラブのスポットがもう少し大きいとか、クラブの枚数が5枚
であれば完璧なダブルだと思うが、まあマイナーの2の代はダブり
得だし、パートナー(S)のRDblは強そうだし、敵はバルなの
でダウンした時に大きく儲かるし、勝負するに値する局面である事
は確かだ。

 このボードでGOINGは12IMPをゲットした。

(つづく)



上へ | 前へ | 次へ