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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Thu, 6 Apr 2000 12:01:12 +0900
Subject: [BR]Gotanda(4/4)Weekly

成田です。

 NEC杯レポートはゴールデンウィークの前までには終わらせた
いと思っているのですが、(こんなに長くなるとは本人も予定して
いなかったので少々息切れ状態)今回はちょっと一休みです。
 明日(4/7)は年1回の人間ドッグ(個人的にやっている)のため
休暇を取ります。従って次回のNEC杯レポート(その27)は
来週までお待ち下さいませ。

 さて今回は一昨日(4/4)の五反田夜のウィークリーの中から。
 このボードがあったので、入賞しなかったにもかかわらず、
成田は満足して帰途につく事ができました。


2000年4月4日(火)五反田夜のウィークリーゲーム

#17 双方ノンバル <勝負!>

1084   (N)   AKJ3
K10  (W) (E) Q864
KQ74  (S)   A32
A1065        82

 久米  井野  成田  Lady
 W   N   E   S
     P   1D  P
 2D  P   2NT P   2D=Inverted Minor
 3NT P   P   P

 3NTbyE(成田)となった。
 オープニングリードはSからスペード6。(4th Best)

T1:ダミーから8を出すと、それが勝ち。(Nは5、Eは3)
T2:ダイアAでハンドに戻り(Nは5、Sは9)
T3:ハート6をハンドから出すとSはハート3、ダミーから
   ハート10を出すとそれが勝つ。(Nは小考の末、ハート2)
T4:続けてハートKを出すとNはハートAで勝つ。
   (Eはハート4、Sはハート7)
T5:Nはハート5を出してEはハートQで勝つ。
   (Eはハート9、ダミーからはクラブ5捨て)
T6:ハンドからクラブ2を出したら(1回Nに負けるつもりで)
   SからスムーズにクラブJが出てきたので、ダミーの
   クラブAで勝つ。(Nはクラブ3)
T7:ダミーのダイアK。(Nはダイア6、Sはダイア10)
T8:ダミーのダイアQ。(Nはダイア8、Sはスペード2)

 ここで下図。これまでEW側の7勝1敗。

104          AKJ
−−  (W) (E) 8
7           −−
106          8

 さて成田はこの後どのようにプレイしたでしょう?
 今ダミー(W)にいます。試合形式はマッチポイントペア戦。
 普通に考えて下さい。最後にハンドのハート8とクラブ8が残る
ようにプレイしたとか、ダミーのスペード10とクラブ10が残るよう
にプレイしたとか、そういうのではありませんので。
    (答えはこのメールの最後のほうに)

 この日は下丸子に外出で、久々にウィークリーでもやろうかと
久米さんを呼び出しました。(去年だったら小林くんを呼び出した
のですが)五反田は夜は火曜だけウィークリーをやっています。
 全部で10ペア(5テーブル)のハウエル、それもディレクター
もアシスタントもプレイイングで。最近四谷に行っても知っている
人があまりいないという昨今、この日の五反田は昔からのお知り合
いの方々が多く(以下に紹介)、かつレベルも高かったのでした。
気まぐれで突然行ってみたのですが、大正解でした。

 (ウィークリーを楽しまれていたかたがた)
・宮石さん(日本レディスを代表するプレーヤ。ブリッジプロ。)
・吉森さん(元レディス日本代表。)
・井野さん(説明不要。この日たまたま出張。職場は厚木。)
・久保さん(サイクの記事を最近会報に書いた人。サイクの達人?
      成田は21年前の四谷でデビューしたての頃に
      よくお世話になったかた。割と有名人。男性。
      現在の住まいは長崎だそうで、出張の途中らしい。)
・神子さん(昔からのライフマスター。男性。)
・寺本プロ(説明不要。)
・大高くん(日本リーグNECチームメンバー。元学生将棋名人。)
・山後くん(現ユース代表メンバー。)
・高山くん(元ユース代表メンバー。元古田のパートナー)
・河野くん(確か京大BCのOB。元ユース代表メンバー?)
・広田さん(六本木BCによく現れる男性。)
・斉藤千鶴乃さん(ディレクター。萩原君が良く知っている人。)

 これで12人。我々ペアの2人を加えると14人。全部で20人
だから、7割の人は名前と顔が一致していた事になる。名前は判ら
ないけど良く見かける人も少しいたので、まあほとんど知っている
人たちとブリッジをした事になる。いやあ、最近では本当に珍しい
出来事。

 ハンドのお話に戻ります。ここまでEW側の7勝1敗で、
最後の5枚の状態での全体図は以下のとおり。

       −−
       −−
       J
       K974
104     (N)   AKJ
−−   (W) (E) 8
7            −−
106     (S)   8
       Q97
       J
       −−
       Q

 次の成田のプレイはダミー(W)からクラブ6。マッチポイント
ならではの勝負だ。すなわちSのクラブがQJかKJのダブルトン
とゲスしたのだ。もしそうでなかったら、井野さんに4トリック程
クラブを取られて沢山ダウンする事になる。ダミーからのクラブ6
に対して井野さん(N)が考え始めたのを見て、成田はこの勝負が
正解だった事を確信した。
 結局井野さん(N)はクラブKで勝ち、ダイアJも勝ったが、
あとはクラブしか残っていないので4メイク。井野さんがクラブK
を出さずにチビクラブを出しても、SのクラブQが勝って、続いて
ハートJも勝つが、Sはあとはスペードだけなので成田(E)の
AKJに飛び込んでやはり4メイクだ。
 これはなかなか面白い。もちろん、スペードAでハンドに戻って
ハンドからクラブ8を出すプレイでも同じようなエンディングで
4メイクだが、ダミーからチビクラブを出して井野さんに悩んで
もらうほうが良いプレイっぽく感じるではないか。
 なおスペードでハンドに戻ってハート8を出してSにスローイン
するプレイは3メイクとなり、不正解。すなわち、SはハートJ、
クラブQと出しNはこれをクラブKでオーバーテイクし、ダイアJ
を取るからだ。またダイア7を出してNに負けるのも同様に3メイ
ク。すなわちダイアJ勝ちの後、クラブQでSに渡れるから。

 ディフェンス側の敗着は、なんとオープニングリード。スペード
リード以外なら3メイク。なんと言っても無傷でスペードが1トリ
ック増えたのが大きかった。
 井野さん曰く「インバーテッドマイナーレイズに対しては、アナ
ザーマイナのリードが良いに決まっているんだよ。ああ、やられた
やられた。」井野さんの予想とおり我々ペアは、このボードで単独
トップの4MPを獲得した。

 成田もたまには上手いことやったりします。対戦相手に井野さん
が座っていておまけに悔しがってくれたりすると、CBCMLへの
報告モードになるに決まっていますよね。
 なお、フルハンドは以下のとおり。

       5
双方ノンバル A52
       J865
       K9743
1084          AKJ3
K10           Q864
KQ74         A32
A1065         82
       Q9762
       J973
       109
       QJ

(おわり)



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