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From: nari@tvq.canon.co.jp
Date: Thu, 30 Mar 2000 11:58:19 +0900
Subject: [BR]NEC杯(その23)

成田です。

NEC杯レポート(その23)です。

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12.予選第10ラウンド(vs CANADA Litvack 戦)
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の続き第2弾です。

 我々のテーブルでNSに座った Hughes−Litvackペアが使用して
いたアグリーメントは、おそらくこのような大きな試合でしか使用
できないだろうし、もしそうであっても日本で使用しているペアは
あまりいない。(トップレベルでは唯一、田多井−原ペアくらいか
と思う。)貴重な経験ができた、幸せものだ、なかなか面白い取り
決めだ、今度合宿で試してみよう、などと思ったのは、もちろん試
合終了後。当日の現場では成田は少なからずアタフタしたのを覚え
ている。なにしろ試合開始直前に突然説明されたのだから。
 最初の1番ボードでNのプレーヤがディーラで「パス」しただけ
なのに、Sに座っているLitvack さんは顔をしかめて成田のほうを
見ながら「アッラート。ナット、オープニングハンド。」と言うの
だ。成田は相手のコンベンションカードの該当部分を指さしながら
「要するにNは『0-4HCPでno Ace,no King』というハンドでも
無いという事ですね?」と念のために確認した事を覚えている。

 こちらのテーブルは#1から始まった。例の9番ボードまでの8
ボードの自己エスティメイトは「パーシャルで2つが取りでバルの
ゲームボード1つが取られで、トータルではイーブン」であった。
(実際には約10IMP負けていたのだが)そういう状況で Litvack
さんが果敢に勝負に来たのだった。9番でGOING が少しリードした
かなという状況で、次の11番。

Rd10−#11 <どちらがサクッっているの?>
       109742
双方ノンバル J9873
       KJ
       10
Q            85
AKQ4         652
A107542       63
32           AKQJ65
       AKJ63
       10
       Q98
       9874

 成田  Hughes 阿部  Litvack
 W   N   E   S
             2D   2D=マルチ。
 3D  4H  5C  P    4H=Pか4Sを言え。
 6C  6H  Dbl 6S   6H=Pか6Sを言え。
 Dbl P   P   P

 なんとEW側には5Cすら出来ない。NS側には4Sが出来る。
どういう事かというと、あわせて25HCPのEW側がサクリファ
イスする側なのである。でもビディング中はそんな事など皆判らな
い。結果的には Litvackさんの2Dオープンは大外れであった。
 じゃあ何が良かったのか。1Sオープン?否。答えは裏テーブル
のビディングだ。

     ゲラー     荻原
 W   N   E   S
             P
 1D  2D  3C  4S   2D=マイケルス。
 P   P   P

 そうか。このようにビッドすれば、NS側が強いサイド、EW側
がサクリファイスするサイド、という事になるらしい。
 GOINGチームはこのボードで12IMPを獲得した。

 結局9番と11番の2つがきいて、GOINGチームは39IMP−24
IMP、18VP−12VPで勝ち、予選通過を確実にした。

(注)9番ボード:
    裏のテーブル  =4Hノンダブル2ダウン。−100。
    こちらのテーブル=4Hリダブル 2ダウン。+600。
    GOINGに+500点。+11IMPをゲットしていた。

(つづく)



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