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Date: Sat, 29 Jan 2000 15:18:42 +0900
Subject: 四谷ウィークリー[BR]
From: saltm@bd5.so-net.ne.jp (塩谷真)

塩谷です。

 2/2の社会人IMPの練習のために昨日、赤間君と四谷に行ってきた。
 金曜日の四谷というと、昔は、一週間の仕事を終えた会社員が一杯ひっかけてからブリッジを楽し
むいう感じで、いわゆる「クラブ」的な雰囲気があった。そしてレベルはかなり高かった。
 今では、しかし、ひどくレベルが下がってしまったのはどうしてなのだろうか。昨日あたった相手
は、1:ひどく遅いおばさん、2:良く考えるが結局ヘタなおじさん、3:行儀がひどく悪い老会社
員、4:全くの初心者、5:後藤さん、6:西脇さん。
(注:後藤さんはもちろん上手です。でもパートナーのおばさんはヘタだった。)
 人の悪口を生意気に書いてしまったが、実は、私も初心者時代、金曜日のレベルを落としていた一
人だった。
(金曜日の常連だった坂本氏が何か面白い逸話でも紹介してくれるかもしれない。)


 前置きはこのくらいにしてハンドをいくつか紹介しましょう。

#21 ディーラーN NSvul

     QJ74
     K65
     J4
     KQJ7

10xxx  N  9
Jx   W E AQxxx
9xxx  S  KQ10xx
9xx      10x

     AK85
     1098
     A2
     A853

    赤間      塩谷
W   N   E   S
    1C  2NT X
3D  3S  P   4D
P   4S ///

 赤間君の4Sに対しダイヤKのOL。Aで勝ってスペードA、QとやるとEがショーアウト。
この後、赤間君は10個目のウィナーはハートKしかないと考え、クラブでダミーに入り、ダミー
からハートを引いて安易にKを出してしまいました。EはAで勝ち、長考のすえハートチビを返
し、WはJで勝ってダイヤリターン。EにハートQも取られ、かくして4Sはダウンしてしまい
ました。
 クラブを2個取ってから、ダイヤでスローインするのがスマートですが、ハートJのフィネス
をしてもメイクでした。
 赤間君にしては信じられないようなミスですが、Eは O'Brien という寡黙で細身のイギリス
人(スコットランドの名前でしたっけ?)で、赤間君は彼の念力にかかってしまったのかもしれ
ません。


#23 ディーラーS Both vul

     KQ6
     AK107543
     3
     A2

xx    N  J10xx
QJ62 W E 9
Kxx   S  J10xx
xxxx     QJ10x

     A843
     8
     AQ876
     K93

    赤間      塩谷
W   N   E   S
            1D
P   2H  P   2S
P   3H  P   3NT
P   4H  P   5H
P   6H ///

 原始的なビッド(エコール的?)でスラムになり、クラブQのリードがきました。赤間君はダミ
ーのKで勝って、ハート8。Wの西脇さんはスムースに2。
 赤間君はスムースに10。
 ハートAでEがショーアウトするのを確認して、クレーム。ジャストメイク!

 万が一の4−1ブレーク(*)に備えたプレーがあたるなんて、それもスラムで成功するなんて
赤間君は新人徳者なのかもしれません。

(*)28% x 1/5 x 1/2 = 2.8%
   *1    *2    *3

*1:4−1ブレークの確率
*2:9シングルトン(必然的にQJの4枚)の確率
*3:Wが4枚の確率

おまけ:
 ダミーの8は偉大だろう。これがWにあったら、Jをインサートされて、トランプ2ルーザーに
なってしまう。この8が、5Hとレイズした根拠だったのだ(ウソ)。


#20 ディーラーW Both vul

       J843
       J976
       J84
       85

A105     N  K6
8532   W E AK4
KQ9652  S  A73
−          AQ1094

       Q972
       Q10
       10
       KJ7632

    赤間      塩谷
W   N   E   S
1D  P   2C  P
2D  P   6NT ///

 Wの後藤さんが出した2Dのビッディングカードはひどく退色している。
「1Dは鮮やかなのに、ずいぶん色が違いますねえ」と、塩谷が言うと、
「自信がないのがあらわれてますかねえ。いやこんなことは言ってはいけない。」と、後藤さん。

 Eのおばさんは突如としてスラムへ。冗談を言っていた塩谷は突如としてオープニングリード
をしなければならなくなり、あわてる。
 前のボードで妙なビッドをし、後藤さんにやさしく指導してもらっていたおばさん、そのおば
さんの突然の6NTは強いに違いない。これはアタックするより、パッシブにやるべきだろうと
考え、一番安全そうなダイヤ10をリードした。
 デクレヤラーはダイヤを6連勝。私は、クラブ3個とハートとスペードを1個づつ捨てた。デ
クレヤラーはハートKで手に戻り、以下の図になった。

    J84
    J97
    −
    −

A105  N  K6
853 W E A
−    S  −
−       AQ10

    Q97
    −
    −
    KJ7

 私は、ハートAを取られたら、スペードを捨てる予定だった。それだと、スペードA、Kと
取られてクラブ10でスローインされてしまうが、クラブを捨てればA、10でKが追い出さ
れてしまう。赤間君がクラブを2個捨ててしまったので、クラブのカウンティングは出来てお
り、後者のプレーは容易だろう。
 実戦ではデクレヤラーはクラブ10を出した。私はJで勝って、スペード7。10、J、K
となった。ここでデクレヤラーはクラブQを出し、Kに負けてダウン1。カウンティングが出
来ているどころか...。デクレヤラーは、
「せめて、クラブAを取るべきだ」と、後藤さんに叱られてしまったのでした。


以上

−−−−−−−−−−−−−−
塩谷 真
saltm@bd5.so-net.ne.jp
Tel 03-3705-2069

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