No.1906 |
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From: saltm@bd5.so-net.ne.jp (塩谷真)
Date: Mon, 10 May 1999 21:27:40 +0900
Subject: 丸の内カップ#1[BR]
塩谷です。
丸の内カップ予選より、各ラウンドから1ボードづつ紹介する。
第1ラウンド
ボードNo.10 ボスバル、ディーラーE
8 AQxxx
AJ964 N S Kxx
KJ1075 AQx
J7 Ax
塩谷 坂本
N S
1S
2H 3D
4D 4NT
5H 6H
P
クラブKのリードがきたが、ハートQxがオンサイドで簡単にメイク。オポー
ネントはスラムルーズで+12IMP。きっと1S−2H−4Hで終わってしま
ったのだろう。3Dが良いビッドだった。
第2ラウンド
ボードNo.3 EWバル、ディーラーS
KJxxx
Q
K10xxx
10x
Ax N x
AKJxxxx W E xxxx
x S Jx
Axx KQJxxxx
Q10xxx
x
AQxxx
xx
塩谷 坂本
N E S W
P 1H
1S 2H 4S 5H
5S P P X
All P
バルが良いし、55だし、赤い絵札を二つ持っているから敵にはスラム
はないだろう、これはサクる一手と5Sとビッドした。ダミーが出て驚い
た。
「なんだ、オレと同じ手じゃないか。」
5521のミラーハンドを初めて体験してしまった。そういえば、去年
の丸の内カップでは6421のミラーハンドを初体験したのだった。
オポーネントはハートをクラブを取りきってから、ハートを続けたので、
ダイヤはラフられず、5Sはたったのダウン2、−300。EWにはスラ
ムが楽勝にあるが、たとえゲーム止まりだったとしても9IMPの取りである。
ところが、実際は、想像を絶するものだったのである。
萩原 小林
N E S W
P 1H
1S 2S 4S 6H
All P
ビッド中、
オポーネント 「2Sは何?」
小林 「強いです」
ダミーが開けられて、
オポーネント 「強くないじゃないか」
小林 「いえ、ぼくから見ると十分強いです」
スペードリードから始まったので、7メイク。+15IMP。
4枚サポートとGood6枚クラブは4Hにはもったいないとの萩原の判断は
とてもマネできないが、とにかくこのハンドでは大正解だった。
このラウンドは打ち合いで、わずか6ボードの試合が28対24IMP。
1ボード平均9IMPが飛び交うという、往年の清水−利光に匹敵するような
ゲームだった。
第3ラウンド
ボードNo.6 EWバル、ディーラーE
10832
QJ72
J942
Q
xx N AQxxx
Kxx W E xx
AKxxx S Qx
Kxx Jxxx
Kx
A108x
10x
A10xxx
塩谷 坂本
N E S W
P 1C 1D
X 1NT All P
ビッドは確かこんなだった。ハンドを見ていただければおわかりのよう
に、1NTは難攻不落のコントラクトである。
クラブの4thベストがリードされ、デクレヤラーは楽勝ムード。xを出
してNのQが勝ち。塩谷はここでハート2にシフト(今見ると、我ながら
良いシフトだ。ただ当たっただけか?)。
Sの坂本はAで勝って、アナザーハート。
デクレヤラーは、Kで勝ってダイヤを3回まわし、4−2を発見する。
楽勝ムードはすっかり無くなり、クラブKのエントリーにデクレヤラーは
疑問を感じ始めたらしい。するとダミーはもうノーエントリーだ。ダイヤ
を負けに行くとエスタっても取れないどころか、スペードフィネスもでき
なくなってしまうではないか。恐怖を感じたデクレヤラーは、ダイヤ開発
をやめて、スペードをフィネスする。
Kで勝った坂本は、ディフェンスのトリックを確認し、クラブAをキャ
ッシュしてから、ハートを出す。塩谷は赤いウィナーを3つキャッシュ。
かくして、難攻不落のはずの1NTがダウンしてしまった。バルにつき
100点。
裏のテーブルでは1NTが2メイク。6IMPゲット。このラウンドは先
ほどとうってかわって7対3IMPというゲームだったので、この6IMPはオ
ポーネントに取って致命的だった。
<つづく>
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塩谷 真
saltm@bd5.so-net.co.jp
Tel 03-3705-2069
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