No.1836 |
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From: SHIOYA Makoto
Date: Wed, 14 Apr 1999 18:44:49 +0900
Subject: IMP #3 [BR]
塩谷です。
最終回です。プッシュボードは一部省略します。
#7 ディーラーS、ボスバル
AK2
764
AJ103
KQJ
J43 N Q876
AQ W E 832
87 S Q942
1098764 A5
1095
KJ1095
K65
32
畔柳 小林
E S W N
実は、ビッドもコントラクトも聞きそびれたが、きっと4Hでダウン1だ
ろう(畔柳君フォロー願います)。
塩谷 中村
E S W N
P P 1NT
P 2D P 2H
P P P
2Hは3メイクで6IMP取られ。
Sは、Nに「ジャコビートランスファーの後、2NTとインビテーションし
なきゃ」と怒られていた。インビテーションすると、Nは4333のバランス
ハンドで、ハート以外にダブルストッパーがあるので3NTをビッドするかも
しれない。
さて、小林君、中村さん、3NTは、やりようによってはダウン、やりよう
によってはメイクなのですが、どういうことかおわかりになりますか? この
ハンドは3NTプレーで良く生ずる問題の良い例ですから勉強してみてくださ
い。3NTbyNでオープニングリードがスペード6。9−J−Kと勝ってど
うしますか? (回答は「IMP #3 (3NT)[BR]」にて)
#8 ディーラーW、ナイザーバル
AKQ7
K732
6
10764
10854 N J2
J94 W E AQ108
A1054 S Q72
KQ 8532
963
65
KJ983
AJ9
畔柳 小林 これもビッドとコントラクトを知らないが、
E S W N
P 1C
P 1NT all P こうか。それで1NTダウン2かな?
こちらのサイドは上記と同じビッドで、Wの中村さんはダイヤ4のリード。
デクレヤラーのSはQをKで捕まえて、スペードをA、K、Qと取る。Eの
塩谷はダイヤ7をディスカード。デクレヤラーはそこで、クラブ4−2−9
とやってQに負け。Wは正しくハート4にスイッチ。EはQで勝ってダイヤ
2。9−10となって、WはAをキャッシュ、Eはクラブディスカード。こ
こでダイヤを続けたので、Sはダイヤ3、スペード3、クラブ2を取って2
メイクになり、6IMP取られ。
#9 ディーラーN、EWバル
KJ5
872
J1032
J96
102 N AQ874
KJ93 W E A5
87 S Q965
AK1082 43
963
Q1064
AK4
Q75
畔柳 小林
E S W N
これも不明。2NT3メイクか?
塩谷 中村
E S W N
P
1S P 2C P
2D P 2NT all P
Nはアンビッドのハートをリード。5−Q−Kとなって、中村さんはスペ
ード2を出してQでフィネス。次にスペード4を出してNのJの勝ち。Nは
ハートを出してダミーのAの勝ち。スペードAでKと9を叩き落とし、アト
2つスペードを取る。クラブA、Kと取って、ここまでで8勝1敗、2NT
はひとまずメイクしている。
−
2
J10
J
− N −
J9 W E −
− S Q965
108 −
−
10
AK
Q
ここで、中村さんはクラブを続け、J−ダイヤ5−Qとなる。Nはハー
ト2を出す。Sもほとんど同時にダイヤAを出すが、「エッ」と言って引
っ込めてしまう。Nも「エッ」と言い、前のトリックを確認すると確かに
Sが勝っている。ディレクターが呼ばれ、「まず、このハートを受け入れ
ることが出来ます。受け入れない場合は、ハートのリードおよび禁止が...」
と説明を始めるが、中村さんは途中でさえぎって、静かに「受け入れます」。
ディレクターは「エッ」という顔を一瞬するが、「ではノーペナルティ
で」と言って別のテーブルへ行ってしまう。
中村さんは顔色も変えずハート10をJで捕まえ、9も取り、クラブ10
を勝ち、最後の8も勝ち、2NT5メイク。2IMP取り!
#10 ディーラーE、ボスバル
Q6
A107
KQJ876
65
AKJ1054 N 8732
KJ94 W E Q863
− S 9
Q108 KJ72
9
52
A105432
A943
塩谷 中村
E S W N
P P 1S 2D
2S 3D 4S all P
これは5メイクでプッシュだったが、パーコントラクト(*)は6DX
ダウン1。
NSが5DとビッドしたらEWはどうしただろうか? 私は中村さんが
どうビッドするのか内心楽しみにしていた(実は、私自身が判断を迫られ
ても悩ましいのだが)。
パーコントラクト:双方の得失が最もバランスするコントラクト。この場
合、5S5メイク(EWに+650、NSに−650)、5D5メイク(
EWに−500、NSに+500)に対して、6DXダウン1(EWに+
200、NSに−200)が最も得失点差が少ない。
ところで、畔柳−小林サイドはどうなったんでしょうか(パーコントラ
クトを逃しちゃいけんぞ)。
以上、おしまい。
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玉川事業所
記録技術研究所
記録技術研究企画課
塩谷 真 salt@csp.canon.co.jp
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