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From: SHIOYA Makoto 
Date: Tue, 22 Dec 1998 12:54:00 +0900
Subject: Re: Acol #8 [BR]

塩谷です。


成田> 塩谷さん、今回のも、ながーい力作ですね。

 御愛読、ご意見ありがとうございます。これからもどしどしお寄せください。

>   AJ983 AJ8 KQ73 10
>
>1S−2Cの後、2NTは2Dよりはるかに意味のあるビッドである。ハート
>とダイヤモンドが入れ替わっていても2NTとリビッドし、まれに悪い結果を
>招いても責任を担おう。それよりも、4枚のメジャーを隠してNTをプレーし
>た方が頻繁に利益を得ることができるだろう。

成田> この4行は、成田はあまり賛成しかねます。

 「賛成しかねる」というより、このメールの後でも次々とあきらかになるが、
成田君使用のシステムでは2Dと言わざるを得ないというだけのことでしょう。

成田> どっかの人が、MAJ5−4で1NTオープンするのに似ていますねえ。

 これとは全く違うでしょう。他のところとも合わせて考えれば、これがエコ
ール流の考え方=スーツクオリティ重視ということがわかるでしょう。
 それともこの発言は、皮肉なのか。

> 2レベルレスポンスの後の3NTリビッドは良い17点からスラムの無さそう
>な20点を示す。これは大変良いビッドだから寄り道してKJxxといったセカ
>ンドスーツをビッドするようなことをしてはならない。

成田> これも、2/1精神(強い手はゆっくりビッド)に反するものなので、
成田> 非常に抵抗があります。これがシステムの違いなのでしょうが。

 抵抗があってあたりまえでしょう。2/1は2レベルレスポンスはFGなんだ
から。エコールは8点でも言うのだから、上記のようになるのです。
 エコールは、一つのビッドが表わす強さの範囲をできるだけ限定する(リミッ
トビッドを多用する)、しかも各ビッドが範囲を均等に受け持つ(リミットビッ
ドを多用すれば必然的にそうなる)というのが、システム設計の思想なのです。

>  AQ832 54 K106 AJ8
>
>1Sオープンし、2Hに対しては2Sリビッド以外考えられないが、2Cに対
>しては3Cとレイスする。前回述べたように、ノーマルな強さのハンドでは同
>じスーツのリビッドはできるだけ避ける。また、4枚クラブと4枚スペードで
>は1Cオープンするから、この3Cリビッドで事実上5枚スペードを示すこと
>ができる。

成田> これも抵抗がありますゥ。
成田> 我々は、3枚Cの時は、16HCPを保証しています。
成田> 従って、これは2S。
成田> ああ、成田は、エコールとは縁遠くなりにけり、か。

 そのとおり。

>  AK104 KJ 8653 A92
>
>1S−2Hに対しては、3Hが最上の選択である。
> 1H−2C−4Cのようなダブルレイズはフォーシングである。

成田> おお、これはおもしろい。
成田> エコールでやっていて、この手を持ったら、
成田> 確かに1S−2Hに、3Hとビッドしそう。
成田> 自分がビッドした2スートの枚数の合計が、6枚
成田> (残りの方が7枚、と多い)というところが面白い。

 これも皮肉だナ。
 みなさん、ビッドスーツのハイカードの合計が11点と多いということに注目
しましょう。5枚メジャーは、逆に自分のビッドしたスーツには4点しかなく
て、残りのスーツに点数が固まっているということがしょっちゅうある(あー
ヤダヤダ)。

> まず第一に注意しなければならないことは1NTでは満足できないからとい
>って逃げ出すのは間違いだということである。
>
>  AQ1052 Q84 K865 J
>
>1S−1NTの後、パスする。1NTでマイナスのスコアが心配かもしれない
>が、2Dや2Sとビッドしてはならない。どちらのビッドも2つの理由から誤
>りである。第一にノンフォーシングで強さを示すビッドではないとはいえ、コ
>ントラクトのレベルを上げるという意味において積極的である。第二に、たと
>え2Dもしくは2Sでプレーできたとしても、プラスのスコアの可能性が増え
>るという保証は何もない。1Sに対して1NTとレスポンスしたパートナーは
>スペードが短いことが多く、オープナーのシングルトンスーツを4、5枚持っ
>ていることがしばしばあるからである。

成田> これって、エコールだからですか?

 スタンダードでも同じでしょう。

成田> 成田には、2Dリビッド以外の何物でもないハンドに思えるのですが。

 これは驚きました。パスしかないでしょう。そう言えば、成田君は1NTフ
ォーシングなのでパスできないんだ。

成田> うーむ、エコールって、やはり難しい。

 「思ったことを言いたいレベルまでビッドする」がエコール精神。面白いよ。

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玉川事業所

記録技術研究所
記録技術研究企画課

塩谷 真 salt@csp.canon.co.jp

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