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From: SHIOYA Makoto 
Date: Fri, 30 Jan 1998 11:48:46 +0900
Subject: [BR] All blacks #2

塩谷です。

salt> 真っ黒な手というと、私の経験したやつを是非ご披露しなければなりません

Narita>出たああああああ。

 成田、坂本両氏には聞き飽きた話かと思いますが、どうしても話したくなってし
まう私の気持ちをわかってやってください。

 ということで、本論に。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1985高松杯にて

 私はNに座っていて、ボードから手を取り出して驚いた。まっくろで赤いのが
ひとつもない! そろえてみると、

AKQ1054
−
−
A1087432

 こういう荒れた手というのは概して絵札が少なく、畔柳氏のKJの5枚にKQ
10の8枚などというのはかなり良い手の方である。それなのに、この手はすご
い。
 真っ黒な手を見ながら、考えた。
「しかし、みんな荒れた手を持っているに違いない。とにかく何かのコントラク
トで売ってもらわなければ...。ところでどこまでビッドさせてもらえるだろう
か?」
 ボードを見ると悲しいことにディーラーはE、私は4thハンドなのでした(
EWvul)。
「ああ、ここまでビッドが回ってくる頃にはきっと赤いスーツでハイレベルにな
っているに違いない。」
 と思いきや、Eパス、Sパスと始まる。
「オッ! しかし、Wは3Dとか4Hとか5Dオープンするだろう。」と思って
いると何と1Hオープン。その後のビッド展開は以下の通り。

  (塩谷兄)   (塩谷弟=私)
E   S   W   N
P   P   1H  1S(1)
2D  P   3D  4C(2)
4D  P   5D  5S(3)
X   6C(4) P   P
X(5)  P   P   P

(1)この日、兄とやっていたシステムではオーバーコールもカナッペで
   短いスーツからビッドする。
(2)クラブの方がスペードより長い。
(3)このビッドで、Sから見るとNの手はスペード/クラブの5−6ま
   たは6−7(まさかね)となる。
(4)長考
(5)許してやるもんですか、という感じだった。

 5Sでは手を見せすぎかなとか、次のパスでは7へ行こうかななどとも
思ったのですが、6Sダブルで買えれば悪くはないだろうとパスしました。
 フルハンドは次の通り。

        x
        109xxxxx
        xx
        QJx
J98x        xx
x        S  AKQJx
AKxxxxx E W QJxx
K        N  xx

        AKQ1054
        −
        −
        A1087432

 ハートリードをラフし、一番セーフティそうなプレーと考えてクラブA
をたたくとKがドロップしたので刈り上げ、スペードもワンラフでエスタ
ブリッシュするので7メークでした。クラブKが落ちなければ、スペード
A、ラフとし、スペード5−1でもスペードをもう一つラフしてジャスト
メークのつもりでした。
 スペードでやれば7メークなので、
「少なくともダブルメークの分くらい儲かっているだろう」と(敵が7ク
ラブだけには行ってないことを期待しつつ)チームメートとスコアを合わ
せてみると、3NTbyW+630。
「何これ、ボードずれて点付けてるんじゃない?」
と騒ぎ出したのですが、次のような経過だったとのこと。

E   S   W   N    Eは坂本氏。
1D  2H  3NT P(長考)
P   P   P

 NはスペードAKQのあと、また長考し、チビスペードを続けたので3
NT4メークでありました。

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玉川 B14材
塩谷 真 salt@csp.canon.co.jp

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